白鳥は
哀しからずや
空の青
海のあをにも
染まずただよふ
若山牧水
「建物楽譜」というWSに参加した。
天神山文化プラザという愉快な建物を楽譜として即興演奏をして、空間を満たしてしまうと言う、聞くからにおもしろそうな企画の中心には、音楽家の岩本象一氏。
内容は、新聞やラジオにあがるようである。
https://okayama.keizai.biz/headline/934/
https://www.facebook.com/281815051930672/posts/2491526784292810/?d=n
岩本氏は詩人だと思ったが、帰り道で聞き損なった言葉の切れ端を考えていたら、この歌にたどり着いた。
白鳥の哀しみが気になるのは、自分が哀しいからだろうと思いがちだが、そんなことは、わからない。
それでも、この歌は哀しくて美しい。
音楽のワークショップだったのに、色や形や質感や、人の気配を強く感じ続ける時間だった。
それと、楽器というモノの謎。 (つづく)