ヨノナカ実習室 実習予告と記録

調理実習や木工実習のように、対話や表現や交流の実習を行う場所「ヨノナカ実習室」の、実習予定や記録をお知らせするページです

「エリア随筆」読書会@スロウな本屋さん  最終回 Ⅰ 正篇[上]

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2020年8月22日に迎えた最終回

ふと第一回の日付を確認すると

2019年8月23日が、第一回

 

ぴったり一年をかけて

まるまる一冊を

一緒に開いたり閉じたりしてきたことになります

slowbooks.jp

 

「よめてない」

「わからない」

「なんだこれわ」

これを時間の冒頭に連発するのが恒例の読書会

 

解散前には

「ひとりで読んだら取り付く島もなかったけど、読書会で読むと、いろんな考えとか気になった場所が聞けて、自分なりに考えられるわね~」

こんな感じに、毎回なる、そういう時間でした

 

 

しろねこさんのおやつが無かったら

とてもじゃないが、がんばれなかった

ポテトピールパイも

ブルーベリーフールも

心臓クッキーも

アマビエクッキーも

一年間という時間とともにありました

なにより、毎回の飲み物は

水車を水が回すような

スイッチでありました

 

 

そして最終回

 

最大の謎

「どうして、河野さんが、スロウな本屋の読書会に、この本を選んだのか」

これです

この謎に、近づけないまま最終回を迎えていました

 

 

ところが

スロウな本屋店主が、読書会の途中でふと言いました

「ここの部分が、その理由かもしれない」

 

 

どの部分か、気になる方は、

スロウな本屋で購入の上、その箇所をお問合せください

その箇所だけ聞いても、ちょっとちがうのです、きっと

 

スロウな本屋さんと、河野さんのことについてはこちらをどうぞ 

www.1101.com

 

 

 

「時に問いかける」

「外国語を学ぶように、一年たったら聞き取りやすくなったような」

「声に出して読んだら、気持ちよかった」

「なつかしさ」

「見てきたように情景を描いているけれど」

「今はないけど、ちゃんとある」

「書かずにいられなくて、書く」

徒然草感、満載」

「今、目の前にあるものを、消えてしまう前に、つなぎとめたくて書く」

「本も紙、紙も木から出来ている」

「インクの粉!」

「過去の人に向けて、届けるために、弔いのように書く」

「歴史とは違う、過去」

 

 

 

それにしても

 

 

毎回、2章ずつ、わずか30ページ足らず

それを読んでいる頃に、そのページとつながる経験をしてしまう不思議にも恵まれてきました

私個人としては、先日おじゃました「神谷書庫」とつながる読書となりました

文章を書くとは、どういうことなんだろう

という問いも、また、深まる一方です

 

 

ああ

わかるとか

わからないとか

わからないことの方にどうしたって気が引かれます

 

 

ということで

『エリア随筆』を「読み続ける」会

を、立ち上げる日も遠くないと、思われます

だって、Ⅰの、正篇の、上、だけしかまだ読んでないですからね

 

【お知らせ】

これまでに、エリア随筆の読書会に参加くださった皆さんに、ヨノナカ実習室から、ささやかな贈り物がございます。近くにお越しの際に、是非お立ち寄りください。

 

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