ヨノナカ実習室 実習予告と記録

調理実習や木工実習のように、対話や表現や交流の実習を行う場所「ヨノナカ実習室」の、実習予定や記録をお知らせするページです

パブコメの企画、2回やっても、まだパブコメに辿りつかない! 10/19報告

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www.npokayama.org

第二回なんです。

3時間を経たのです。

でもまだ、パブコメにたどりつかない、、、。

 

現在募集中のものでちょうどよいものが無かったこともあり

予習の意味で、岡山市の「市民協働推進事業」について学ぶことにしたのですが、

 

まず入口のところで出くわした「協働」という言葉についてグリグリ。

 

 「協働」という言葉との距離が、全員バラバラというのが出発点。

そこに立ち止まることにイライラする人もいたはず。

逆に、不明瞭な言葉が独り歩きすることにイライラする人もいるはず。

 

なにしろ民主主義は「プロセス」重視

各駅停車で、一駅ずつ下車するテンポを選びました。

 

協働推進計画には、、、

「今後,条例に基づき,多様な主体の協働による地域の社会課題の解決を促進し,持続可能で活力あ
岡山市を築いていく」

 

協働とは、、、、

「同じ目的を達成するために,互いを尊重し,対等の立場で協力して共に働くこと」

 

 

 

「多様な主体」が「対等」に「互いを尊重する」の具体例や内容を検討すればよかったかも、と進行係としては思う所もありますが、

 

「協働との距離」の多様な主体による、対等で互いを尊重する対話に挑戦した時間となって、奇しくも、いわゆる「メタ」協働を実践するとなりました。

 

 

「スローガンだけのきれいごとに聞こえてリアリティがない」

「届いていないなんて、ショック。広報活動がんばってきたのに、、、」

 

 

この二つの発言の距離感に、のけぞりながらも、

思いだすのは、松川えりさんがいつもおっしゃること

「自分と異なる考え方が、自分の幅を広げてくれる」

 

 

ここで貴重な経験を話して下さったのが、九州から参加してくださっていた方。

(私は心の中で「北九州のムハマド・ユヌス」と呼んでいます)

 

○「ニーズとニーズがぶつかり合うので、声が大きなところだけが取り上げられないようにすることが大事。話し合いをする『根気』がベースになっている。」

 

○「主体である市民が、よりよい暮らしづくりを諦めないことが大事。自分たちの福祉は自分たちでつくるんだ、という意識が30-40年前から比較的根付いている。」

 

○「当事者」とは、その周りにいる人までを含む。

アメリカの公民権運動やBLMが黒人だけの活動ではなかったことが重なります。

 

 

「協働」に必要なもの

根気

やる気

想像力

すみません貯金箱

時間

折り合い

違和感を放置しない

大きい声で決まることを許さない

一緒にやることを選ぶ

 

 

パブコメの現状 

知ってる人が少なすぎる

 

 

「ゲーム条例」

高校生が裁判を

 

「カジノ条例」

市長は無視したと言われているよ

 

「多核種除去設備等処理水」のパブコメ

福島第一原子力発電所のALPS処理水の海洋放出問題 

パブコメ1500件の後、期限延長して、

いったいそのあと、何件来たか公開されないまま

国は進める方針という報道 

なんで?

なめられてるんじゃないの? 

 

もしも、膨大な人数の個人がパブコメを提出したら、「協働」の不可能性を思い知ることになるのでは?

 

いや、それが、まさに「多様性」をきれいごとにしないための、

遠回りの一歩では?

 

 

民主主義には

ブレーキがかかるシステムという安全性と

常にブレーキをかかっているという面倒臭さが共存する。

 

 

パブコメの勉強会ならば

そこを避けては通れない。 

 

シンパシーから、エンパシーへ

 

 

専門家ではない私たちの生活実感を足場に

対話を重ねることで、

パブコメを提出、出来るのでは?

 

だとしたらまず

想像すること

から、丁寧にやってみます

 

 

少しずつ、各駅停車のテンポで

なおかつ、駅弁をいちいち食べながら

進むことを、お許しください。

 

 

とはいえ

進行係としての責任を感じ、

る、

からこそ

当たり障りのない、整ったまとまりよりも

関わる人の対話をつむぐことを、、、

 

こんな進行を見守ってくださるNPOセンターのお二人には、

感謝しかないです。

 

 

根本的な対話の入り口で見て見ぬふりをすると、

迷子にはならないけど、

行きたい場所にしか行くことは出来ない。

 

 

ここ、どこだっけ?

と問いかけることで、

ずばり迷子になってしまった私たち。

 

 

点字ブロック」「ヒールの靴」「自転車」

 

話し合えば、もめる。

当然、それぞれの優先順位は違うのだから。

 

 

 

 

新ルール

「すみません貯金」

すみません一回につき、10円!

ステキ!

 

 

 

次回は

12月7日

 

もしかすると、それまでに募集が出たら

スピンオフもアリかもしれません

 

このコラムは、散らかった頭の中に明かりをくれました。

是非、どうぞ。

agrifact.dga.jp

 

 

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