「省略しない」ことを標榜して始めた「100時間デ名著」はドストエフスキー『罪と罰』をひたすら読む会です。さすがのドストエフスキーでも100時間あれば読めるんじゃないか、読めるだろうきっと、と思っている気楽な企画です。
が、読み始めて気づいてしまったのです。
いいことが起こりそうにない、この気配。
そうだよタイトル「罪」と「罰」だよ。
オンライン参加・会場参加、総勢10名
まずは、前科として『罪と罰』歴を言い合いました。
上巻の三分の一で挫折
2行で挫折
読みかけていつの間にか挫折
今、歴がスタートしたところ
ド「フ」トエ「ス」スキーかと思ってた
実家に本があった「ドストエーフスキイ」
字が小さい
ここまで人を挫折させる『罪と罰』全部を読んだら自慢できそうです。
さて、言い出しっぺは進行方法も参加者で相談する気マンマンでしたんで、さあどうしましょうか?と聞いてみました参加者の皆さんに。
ノープランです
1200頁を100時間だから、1時間に12頁読む
100時間もかけたら、冒頭とか忘れそう
読書は習慣だから、1日1分から始める手もある
ということで、
まずは皆で1分読んでみることにしました
私が開いたその頁には主要人物紹介があり、なんとそこには、主人公が誰でどんなことをしてしまうかまで、ざっと書いてるではないですか!思わす「ええっ」と声が出ました。気を取り直して、読み始めてはみたものの、、、、
めんどくさそうな人でてきた
場面を想起できない
人物と名前がわからない
下宿の「おかみ」、、ロシアなのに?
「ヒポコンデリイ」が気になる
「心気性」とある本もある
なんか面白そう
続いて、15分読んで、またおしゃべり
さらに、30分読んで、思ったことを言い合う
貧しさ
酒
メンドクサイ人たち
叙述がこまやか
なんか面白そう
名前がややこしくて読み進められない
ハンサムなんだ、2行も書いてある
わたしもそこ気になって2回読んだわ
これが「クズ」か
どん底だ
立春から10日を経た冷たい雨の日に、私たちはそんな読書を共にしました。次回は人物の名前にしつこく引っかかりながらのんびり読んでいきたいと思います。
第2回は
2月23日(祝・水)日中随時
参加費500円
ゆるゆると開催しております。
・都合のよい時間帯で、会場あるいはオンラインで参加してみてください。わかる範囲で時間帯をおしらせくださると助かります。
・第1回に参加していなくても、大丈夫です。
・お手元に『罪と罰』をお持ちでしたら、それを持参してください。ヨノナカ実習室に何種類か用意してます。一部、購入も可能です。
・会場参加の場合は、手ぶら参加もアリです。
・前日までにご連絡ください。
① お名前
② 連絡先
③ 書籍持参予定 or 手ぶら予定
④ 会場参加 or オンライン参加
⑤ 参加予定時間帯(おおまかでOK)
⇒メール : wassignol.297@gmail.com
(担当 スミ)
【お知らせ】
こんなのもあります
よかったら、是非~
2月27日(日)午後
「国語の時間に居眠りこいてた人のための『日本語のために』をちょびっとずつ読んでみる会」第10回
第10章『日本語の性格』
ついに10回目となった読書会。みんなで自由にいろいろ言い合ってみましょう。
2月28日~3月6日
「HOME18」写真展
ワークショップもやります