『元太部長のチーズケーキ』
美味しいおやつとお茶の時間が、
だれとでも、
気持ちのよい時間だ
と深いところでズーンと味わえるひと時でした。
元太部長、何度も何度もチーズケーキを、
高校最後の春休みに、
誰かが食べるチーズケーキを、
時間も手間もかかっただろうなあ、、、
お母さんが出したい手と口を押さえながら
一緒にあったかく届けてくれました。
恐るべきは、元太部長の仲良くなるスキル!
どんな年代のどんな人とでも。
美味しいものを作る人というのは、そういうことなのかもしれません。
「うちの寄せ植え持っていきな」ご近所の方。
「引っ越して来たばかりなんです」赤ちゃんとお母さん。
久しぶりの人も、遠くからわざわざの人も、元太部長の顔を見て、ユルユルと油断するのでした。
2名の部員も、連れて帰りたくなるお菓子をたくさん用意してくださいました。それも、なんだかんだで、結局のところ僅かしか残らず、うれしい悲鳴。
みんなで美味しいものを持ち寄って、持ち帰るだけの、単純な会。そういうこころ安さが、世界中のすべての人に、ありますように。