ヨノナカ実習室 実習予告と記録

調理実習や木工実習のように、対話や表現や交流の実習を行う場所「ヨノナカ実習室」の、実習予定や記録をお知らせするページです

対話型パブコメ@瀬戸内市 2022夏

瀬戸内市こともひろばで、対話型パブコメのお手伝いをしました!

 

お話を聞いた皆さん、じっくり腰を据えて丁寧にコメントをくださいました。

 

日々の暮らしが、どんなふうなものに支えられていてほしいのか、誠実な言葉をいただいて、市役所に届けることが出来たことに、なんだか感動しました。

 

 

現在(2022年9月16日)公開されているコメントはこちらです。(対話型パブコメでいただいた意見が中に全て入っています)

瀬戸内市のHP】https://www.city.setouchi.lg.jp/uploaded/attachment/113519.pdf

 

〇この制度があった方が良いと思います。性別(異性、同性)にこだわる必要はないと思います。お互いが好きでいるのなら、それで良いと思うから、メリットしかないと思います。 

 

〇パートナーシップ宣誓制度は、必要な制度だと感じています。人は皆平等であり、異性で婚姻できる人のみが受けられる権利があるのはおかしいと思います。

 

〇この制度は必要です。だめだという理由が見当たりません。みんなが自由に決めることが出来ないといけないと思います。

 

〇この制度によるデメリットはないのではないかと思います。多様性について子どもたちに教えていくには、この制度は良い学習の機会になるのではないでしょうか。

 

〇私は「言葉」を聞いたことはありましたが、意味をよく知りませんでした。正しく理解して、応援できることを嬉しく思います。瀬戸内市の考え方は素敵です。

 

〇実際には、言いづらいから皆が知らないだけで、困っている人がたくさんいると思います。自分がこれまで関わってきた中にはけっこういました。だからこの制度が必要だと思います。

 

〇この制度で不利益を被る人がいるとは思えません。若い世代は、ネットの情報や、BL・GL漫画で抵抗がないのではないでしょうか。むしろ現実に同性婚がないのが不思議です。

 

同性婚が認められなかったり、この制度が無いことは、他の自治体や海外と格差があると感じます。平等ではないと思います。

 

〇異性カップルは婚姻が認められ、家族として社会に認識されますが、同性カップルはそれが認められないのは、子どもに説明がつかないし、子どもが理解できないと思います。

 

〇パートナーのみでなく、子どもや当事者の親も認められるのは良いことだと思います。一昔前なら理解をされないかもしれませんが、今は多様性が受け入れられる時代です。多様な形の家族があってよいと思います。

 

〇ファミリーシップ宣誓制度も導入した方が良いと思います。その制度を導入することに関するデメリットが考えられません。

 

〇病院での説明を受けることができたり、手術の同意ができるサービスは必要だと思います。手術を受ける人も、実生活で身近にいるパートナーや家族に判断してもらいたいのではないでしょうか。

 

〇病院の説明など、家族なら受けたいと思うのが当然だと思います。

 

〇カミングアウトは負担が大きく、相談窓口には行きにくいと思います。子ども広場のような和気あいあいと話しやすい場があると、実際に困った時に、相談しやすいと思います。

 

〇人とのつながり、いろんな距離感の人間関係。他人の方が話しやすいのではないでしょうか。親や仲のよい友だちには言いづらいし、言っても受け入れてもえないことを心配して言えないのではないでしょうか。

 

〇社会の理解が大切だと思います。社会が性的少数者に対して理解がないと、当事者はもとより、行政がいくら頑張っても住みよい社会にはならないと思います。

 

〇年代によって、受け止めがかなり違うのではないでしょうか。知らない人の考え方を改めていけるような取り組みが必要だと思います。

 

〇小学校・中学校の制服も選べるようにすべきです。

 

〇友だちから相談されたら、学校のスクールカウンセラーの先生に相談するとよいと思います。そういう仕組みがあることを周知するべきだと思います。

 

〇トイレのことは心配です。女子トイレに不審者(男性)が入ってくることを想像すると、娘のことがとても心配です

 

 

 

瀬戸内市が導入するのは「瀬戸内市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」

瀬戸内市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」の内容は、こちら。

https://www.city.setouchi.lg.jp/uploaded/attachment/113361.pdf

 

 

現場はこどもひろば

瀬戸内市こどもひろばの情報(令和4年7月25日更新) - 瀬戸内市公式ホームページ

www.facebook.com

 

 

こどもひろばに子どもたちを遊ばせにいらした参加者の皆さんに

「あのう、このたび、せとうちしが、このような、あらたな制度を始めるのですが、どう思われますか?」と、急に質問してくる唐突な我々、、、、。

始める前の予想は

「え、いや、ちょっと、、」と後じさりされるのを

「いや、そこを、なんとか、、」と追いすがる、という姿。

 

現実は、全く違いました。

 

 

テーマについてもそうですが、「パブリックコメント」について、市民の皆さんにも行政の皆さんにも知ってほしいと思います。私たちは、くらしをくらしている毎日を一緒に紡いで行こうと思っているのです。

 

もしかすると、パブコメは批判ばかり、とのイメージがあるかも知れません。権力の監視という面では、そういう観点は必要といえるかもしれませんが、うまく使えば、とても可能性のあるツールです。

 

パブコメ提出したって、「どうせ検討の際の参考にさせていただきます、でおわりでしょ。アリバイ作りじゃん」と思うかも知れません。私もそう思う時もあります。

 

私自身は、パブコメについて、なんだかんだで3年くらいジタバタとやっています。対話型パブコメと、文字だけで提出するパブコメは、予想以上に違います。私の感じですが。誰かと対話しながら、というのが、とても、よいと、確信しました。

 

もう少し、あと少し、少しを何度も、つないで紡いで、何かよい布を編み続けるように、もつれた糸もほどきながら、糸を断つことなく、続けて行きたいと本当に思いました。

 

瀬戸内市の皆さん、人権啓発室の皆さん、ずっと活動を応援してくださる岡山NPOセンターの皆さん、多謝!そして、また、楽しくやりましょう!

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