『雲の墓標』の結語には、萬葉集の響きがある
「汝」は「あ」と読む
「汝が名は」の「は」に一瞬たちどまる
他者の死を前に
「すべもなく」
「汝が名」は、呼ぶしかない
死んでしまったら、「すべ」がなくなる
死んではいけない
「死」という語を使わずに
はっきりと「死」をうたっている
まっすぐ染み込んでくる洗練されたことばだと思う
8月には戦争に関する本を読むことになっている。
(1ページでも、何なら表紙とオビだけでも、いや、一冊買うだけでも、、、)
私の恩師「先生」の教えは25年間、私のなかにある。
上の二冊は、ともに2006年
『雲の墓標』は昭和33年
先生は昭和20年生
昨年、「新・平和」というお芝居を見て、ナカノシマ地区の祈念公園に、行かなくてはならない、と思って、8月6日は広島に行った。
雨がしとしと降っていた。
今年は
岡山では蝉がないている。
先生の教えはなかなか実行しきれないが
いつも夏には、先生の厳しさを思い出す
オンラインのとうろう流しが、あるようです