葉からはどんどん蒸散して水分が蒸発していく。
一方で光合成に必要な水分は根から、吸収して、導管を通って葉へ。
(それなら蒸散しなけりゃいいのに。)
一体どうなっているんだって感じですが、どうもそうらしいです。
豊吉先生の、科学的なことを説明しているのに、詩のように語り掛けてくれる言葉が、今回は盛沢山です。
種の不思議には息をのみましたが、光合成の不思議に触れると、酸素の匂いが嗅げそうな気がしてきます。
ちなみにオノヨーコは「地球の回る音を聞きなさい」と言いました。
今日も一粒万倍日!
よいことがしっかりと根付き、太陽に向かって葉を広げますように。
お元気そうでなによりです。
今週は、耕作豊吉なのに、田に水を入れたり、田植えの準備したり、草刈りをしてました。
それともう一つの仕事に力がいって、そのため返信が今日になってしまいました。
それにしても、ウーパースミーツすごいじゃないですか。旅立っていっているんですね。トマト・ニンジン・ナス・綿花らが苗のサイズに育っているというのも、素晴らしい。
今から考えるとあの紙ポットは良かったですね。お金をかけていないのと、有機的で自然の感じで、人工的な感じがないのがいいです。
これから気温がどんどん上がります。
植物の生育適温は、葉の部分が感じる温度です。
光合成に最適な温度域は25℃付近。
葉からはどんどん蒸散して水分が蒸発していく。
一方で光合成に必要な水分は根から、吸収して、導管を通って葉へ。
(それなら蒸散しなけりゃいいのに。)
一体どうなっているんだって感じですが、どうもそうらしいです。
これからはありあまる太陽エネルギーを使って、
もし車に例えるなら、特殊なエンジンを回して、
根から吸った水と大気中のわずかな二酸化炭素を濃縮するように集めるしくみがあって、
この二つの物質を使って、
そのサイクルの終わりにはどんどんブドウ糖を作っていく。
酸素は、水が太陽エネルギーで分解される時、最初の段階で葉の気孔から吐き出されたもの。(副産物みたいなものか?)
私たちはこの酸素を吸って生きている。
これを繰り返す。
ところが、夜になったらせっかく作ったブドウ糖を消費して呼吸する。
この時、当然生物であるので、大気中の酸素も消費する。
全く同一のものじゃないにしても昼間に光合成でせっかく作った酸素と、もう一つの産物のブドウ糖も呼吸によって消費する。
この過程を整理すると
夜呼吸によって消費したブドウ糖総量の差が、
デンプン(デンプンはブドウ糖が鎖のように連なってできている)となって植物の体内に貯蔵される(葉や根や茎)。
この不思議なしくみをどう考えるか。
昼間にはまた必要なはずなのに、
夜の間、二酸化炭素を吐き出す。
水も昼間、自分から蒸散させておいて、根からの水しか使わない。
ほとんどの植物が例外なく。これを繰り返す。
こんなこと考えていたらキャベツをかじった時、悲鳴が聞こえそうですが、どうもそうらしいです。
北海道の夕張メロンも、
宮崎のマンゴーも、
高知のピーマンも、
岡山のヨノナカ実習室の苗たちも、
です。
追伸
苗苗交換とか、少々虫に喰われたって動じないのもいいです。そうその調子です。青々と育っている作物や野菜、虫にも喰われず育っている作物や野菜があったら、きっとどこかで薬をもらっているんです。多分。
私は一昨日、田んぼに水を入れていたら、隣の田んぼの主に畔を超えて水が越えてこないようにしてくれときつく言われました。なぜなら、田植えと同時に除草剤を撒いているからそれが流れて薄まるからと言うんです。
かく言う私の担当する田んぼも田植えの時、同様の処理をするのであります。
何も言えません。
耕作豊吉
豊吉先生のアドバイスで、避暑地に移ったホウレンソウ。
そうかそうか、そんなに暑かったんかあ、すまんかったのう。
嬉しい旅立ちもありました。
シソの種を預かって、暗いところでジメジメ育てていたのですが、種をくれた方のもとに里帰りしていきました。
大きめのヨーグルトカップを植木鉢にしているのですが、このカップも実は、お隣さんからのいただきもの。
そして、ハツカダイコンの、根っこのあたりが、丸みを帯びてまいりました!
今年の糠床は、君たちのために毎日混ぜていると言っても過言ではない!
そろそろ、食べ方やレシピも募集していきたいと思います。
ヨノナカ実習室では、
野菜料理のレシピ、詩を声にした音声データなど、随時募集しております
縁側展覧会は、旧暦の五月五日(2020年6月25日)ごろまで
七月から、新たな実習の告知も始めます