ヨノナカ実習室 実習予告と記録

調理実習や木工実習のように、対話や表現や交流の実習を行う場所「ヨノナカ実習室」の、実習予定や記録をお知らせするページです

実習記録「表現あそびの会」 8月4日

京都の劇団、烏丸ストロークロックの阪本麻紀さんが、いつもは京都で行っている、子供向けの表現ワークを岡山で開催してくださいました。

ゆかいな時間となりましたので、実習記録です。第2回は、現在日程調整中です。

*** *** *** *** ***

そもそも私自身、阪本麻紀さんのファンなのだ。
それでも驚いたのは、
子どもたちが「マッキー」に、しゅーっと惹きつけられた瞬間。
しかも序盤。

f:id:yononaka-jsh:20190807000116j:plain

序盤、マッキーに既に吸い付けられている人

阪本さんに聞いたら、やはり彼女は、よく町で道を聞かれる、とのこと。
コミュニケーション能力というようなものが現実に現れるならば
「よく町で道を聞かれる」という形で現れると、私は思っている。

自分も初めて訪れた町で、見知らぬ人に道を聞かれて、一緒に目的地にたどり着く、というような力が、欲しい。

阪本さんはそれが豊かな人だと思う。

f:id:yononaka-jsh:20190807000306j:plain

合体

 

前日のスロウな本屋さんのイベントで、小黒三郎さんが「ベットでもじもじしているときに発想が出てきて」とおっしゃって、その発想が凡人には出てこないんですよ、と思って聞いていたのに。子どもも、ベテランな子どもも、とにかく阪本さんに、自分の思い付きというアイデアを訴えまくる。

「!」と気づいた瞬間の人は、傍目にもキビキビしていて、誰かに聞いてほしくてうずうずしていて、見ていてわくわくする。夏休みが暇すぎて、リビングを埋め尽くすピタゴラスイッチを構築した小学生を思い出す。

 

f:id:yononaka-jsh:20190807000855j:plain
f:id:yononaka-jsh:20190807000436j:plain

 

おっかさんに少し叱られるくらいでいい。
調子に乗っとこう。
上を向いて笑う、その肩の感じ。
そんなに慌てて大人にならなくても。

子どもたちは、健気に、きっと大人に気をつかっている。

 

 

阪本さんは、あっという間に皆の目線の高さを合わせてしまう。思いついたことを、皆でやってみると、どれもナイスアイデアだった。そんなふうに、時間があっという間にすぎた。「もう一回やりたい」「もっとやりたい」
時間は限られているのだ、ということも学んでしまった。
学びは、計画半分、副産物半分以上。計画の遂行より遥かに面白いことになる。

 

 

あなたたち、60分前に初めて会ったんですよね。
阪本さんの作る結び目は、色鮮やかで心地よい。
ワークの具体的な内容は、阪本麻紀さんのfacebookをご参照あれ。
   https://www.facebook.com/maki.sakamoto.988/posts/2169447569844644

 

ありがたいことに、岡山での「表現あそびの会」は、今後も続きます。

 


今日、たまたま話をした小学生は、フロンガスを使わない冷蔵庫を発明したら、その儲けで国や地域に合う発電施設を作って、最終的には、犬をたくさん飼いたいのだ。彼には、自分の足元にまぶれつく犬たちが見える。「散歩とか大変じゃ!みんなあっちこっちにいくんよ。フンの袋がいっぱいになるわ。ご飯食べるとき上手に入れ物に入れてあげんと大変そうじゃー。あー宝くじ当たったらすぐできるのにー」地球は本当に丸いのかどうか、彼と一緒に、また機嫌よく悩んでしまった。

 

「ヨノナカ実習室」
   調理実習、木工実習のように、対話や表現や交流の実習活動のためのスペース
    〒700-0807 岡山市北区南方二丁目9の7  ✉ wassignol.297@gmail.com
     Facebook →「ヨノナカ実習室」https://www.facebook.com/yononaka.jsh/