豊吉先生が、回復した棉を見て、すぐにメールをくださいました
おめでとうございます。綿が回復しましたね。
綿の葉の姿がすごいです。
まるで、体操の選手のように、水平に真横に「ピッ」と葉を広げているではありませんか。
私は、この写真を見た時、まだ20代の頃、鳥取県の大山に職場の先輩や同僚と登った時、登山道の脇に生えていた林床植物の葉を思い出しました。
あの光景と全く同じです。
太陽の光が樹々の梢で遮られ、林床にはわずかしか当たらないので、必死で、最も効率良く太陽の光を受けようと思ったら、あの角度しかないんです。
そして、あの綿たちは、ダメージを受けた葉の分、遅れを取り戻そうと、おそらく懸命に葉を水平に広げて光合成をしているような気がします。
それにしてもすごい。
信じて”待つ”ことが大切なことを教えてくれたし、やはり、そばで見ている人の力はあると思います。
もし、そばで見ながら、待ってくれる人がいなければ、ピグマリオン効果はなかったと思います。
綿は回復することを、成長することを放棄していたでしょう。
ウーパースミーツの動画も見ました。
大きな肥料袋に定植されているトマトはそのまま栽培管理を続けたらいいんじゃないですか。
インゲンは良くできていると思います。
かぶ?はつかだいこんだったら食べてもいいと思います。
オールポット栽培、あるいは肥料袋栽培なので、水の管理と肥料の管理と温度の管理に分けて考えてみるといいと思います。
まず、水の管理ですが、水は根から吸収されるので、また、肥料袋では乾燥しやすいので、やる時はたっぷりやってみて下さい。
肥料は、あまり濃いものは、根を傷めるので、液肥がよいと思います。
500倍に薄めた液肥を灌水のかわりにやるのも良いでしょう。
気温がこの梅雨明けから殺人的に上昇するでしょうから、扇風機をあてるわけにもいかず、園芸店に売っている寒冷紗(かんれいしゃ)という黒い日陰をつくる覆いを手に入れて、植物たち全体が日陰になるようにしてやるといいです。
竹かなんかで、簡単な支柱もいりますが。
次に、小さめのポットの苗たちは、大きめな肥料袋とかプランターに植え替えてやらないと、もうそれ以上大きくならないかも知れません。
群生しているハーブ?ベビーリーフも、液肥をやるとそのままの場所で大きくなるかも知れないし、大きな肥料袋栽培にしてやるともっと大きくなるかも知れません。
枯れそうになったり、ひょろひょろ伸びたり、逆に大きくならなかったり、へなへなになったら意欲をそがれますが、ここが頑張り時です。
あれやこれやいろいろ手立てをしてやって、野菜と対話すればいいと思います。
日本で初めて全く新しい野菜を育てる人の気持ちになって、みればいいのです。
初志貫徹、徹頭徹尾、とにかくポットから肥料袋へのこの路線を頑なに守りながら、続けてみて下さい。
その中から1つでも納得のできる野菜ができたら大成功です。
そして、残念ながら、そこまでいかなかったとしても、その野菜の栽培の試行錯誤の日々は、肥料袋栽培を目指したあなたにとって、大きな収穫の年になるのです。
今回は満腹にはならないかも知れませんが、そのことの方が尊いと思います。
頑張って下さい。
少なくてもあなたはピアノが弾ける人です。
思うに、植物の栽培に永字八法的な種はありません。
でも、あのたくさんの登場植物の中から、ヒーローやヒロインが生れるのが楽しみです。
もし、もうこんなのいやだと思ったら、来年は多くの人がやるように、畑をふかふかに耕して、苦土石灰を撒き、それから園芸店でよくできた苗を買い、それを5月の連休前か遅くても連休中に植えれば、見事な夏野菜ができるのです。
しかし、ここは、違います。
すべて種から播いて、手製のポットで苗を育て、肥料袋栽培を試みているのですから。
三つ、いいことを発見しました。
一つはヨノナカ実習室の野菜は雑草が生えていない。
二つ目は、野菜が虫に喰われている程度が少ない。
三つめは病気になっていない。
これはすごいことです。以上。
かく言う私は、明日は午前中、この前、田植えしたばかりの田の後植えをします。
これがけっこうきつい。
耕作豊吉
大雨は大変なことになってしまっています
バケツにたまる水の深さに圧倒されます
私は、もしかすると私たちは、
あまりに何も知らないのではないのか
知った気になっているだけではないのか
それでも、ここが頑張り時と、あれやこれやと手立てをして対話をして、何とか生き抜いていかねば
だいじょうぶ、きっとうまくいく
なぜなら、今でも生きているのだから